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2018/05/16new

米朝会談と中東危機

Tweet ThisSend to Facebook | by hakkei

前回ご紹介した、わが地域市民団体の茶話会では多岐にわたる話題の中で、一番関心が集まったのは6月12日の米朝首脳会談でした。メンバーがある程度勉強しているので比較的複雑系に強いのです。

先ず、予備知識を皆で確認しました。国際情勢解説者・田中宇(たなかさかい)氏の2018年5月13日の国際ニュース(無料配信)を中心に議論が進みました。以下その要旨をご紹介します。

6月12日にシンガポールでトランプと金正恩の米朝首脳会談が行われている最中に、中国の事実上の皇帝である習近平主席が、同じくシンガポールを訪問するという話(観測・うわさ・可能性)が、日本を中心とするマスコミで報じられている。この話は、5月11-12日に日本で喧伝され、それを引用する形で韓国などでも報じられた。英語でこの件を報じているのはシンガポールの新聞だけだ。米国のマスコミは全く報じていない。中国政府はノーコメントだ。最初の情報源は北朝鮮政府筋らしい。

習近平が米朝会談に同期してシンガポールに行く話のすごい点は、トランプ、金正恩、習近平という米朝中の3人の最高指導者がそろうと、その場で朝鮮戦争の終戦協定に署名して、朝鮮半島の対立を正式に終わらせられることだ。朝鮮戦争は1953年に米朝中の3か国で「休戦協定」が結ばれ、それ以来、現在まで、戦争状態(対立)は続いているが戦闘は暫定的にやめている休戦状態になっている(韓国は当時の李承晩大統領が休戦に反対して署名しなかった)。休戦協定の後、数カ月内に正式な終戦協定を締結する予定だったが、それが棚上げされたまま65年が過ぎている。朝鮮半島の対立を解消するには、米朝中が「終戦協定」もしくは「終戦宣言」を締結・共同発表する必要がある。

 4月27日、金正恩と文在寅が板門店で劇的に会った南北首脳会談の共同声明は、米国と中国も入れた4か国の会談を今年じゅうに行なって朝鮮戦争の終戦を宣言することを盛り込んでいる。あの南北会談は、朝鮮半島の対立を一気に解消したが、南北だけでは対立の正式な終了を決められない。対立の終了つまり朝鮮半島の終戦協定・宣言には、米国と中国の参加が不可欠だ。シンガポールで、米朝会談が終わったところに習近平が登場すると、その場で終戦協定を締結できる。

 トランプは、こわもてっぽく「北が核廃絶しない限り和平しない」と言う一方で、自信満々に「南北会談は必ず成功する。失敗予測は偽ニュースだ」と豪語している。この間、国務長官になったポンペオが何度も訪朝して北と打ち合わせを重ねるとともに、米朝会談に対するトランプの自信が増していることが、ツイートなど彼の発言口調からうかがえる。金正恩が本気で核廃絶するつもりである(一部を隠し持つならよっぽどうまくやるつもりである)ことを米側が感じ取り、米朝会談の成功に自信をつけていると考えられる。

 米朝会談が成功するなら、習近平が会談にあわせてシンガポールに来て、米朝中が朝鮮戦争の終戦協定を締結する可能性も高まる。だから、習近平がシンガポールに来る話は、無根拠なガセネタでない。少なくとも現時点で本当に検討されている話だと考えられる。習近平がシンガポールに来るなら、それは、必ず終戦協定が署名されると中国政府が判断したことになる。中国は国家的なメンツとして、「皇帝」を、豹変しやすいトランプや金正恩に恥をかかされるためにシンガポールくんだりまで出向かせるわけにいかない。

このように事態は、米朝会談の成功、朝鮮戦争の終結に向けて動いている。トランプの自信満々さから考えて、現時点で、米朝会談の失敗を予測するのはお門違い(意図的な歪曲)だ。それなのに日本ではマスゴミが、いまだに「米朝会談は必ずや失敗し、米国が北を先制攻撃する事態が復活する」と大々的に「分析」している。この方向の分析を表明する言論人の発言が、大きく扱われる。これは「裸の王様」のクライマックスのような、大間抜けな構図だ。

なぜこんな大間抜けな構図が意図的に演出されるかというと、それは、対米従属一本槍の日本の上層部(官僚機構)が、米朝会談が成功し、朝鮮戦争が終戦し、朝鮮半島が平和になって在韓米軍が撤退し、次は在日米軍の撤退になるという現状を、国民に感じ取らせたくないからだ。国民に気づかせないことで、官僚機構は一日でも長く、対米従属を大黒柱とする自分らの隠然独裁体制を続けたい。あとは野となれ山となれだ。黒船が近づいているのに開国に対応する準備を最後までせず、いち早く英国の傀儡となった薩長に倒幕されてしまう。戦争に負けるのに、最後まで何もせず無条件降伏するしかなくなる。我が国はこの百年、いつもこうだ。 (U.S. Troops in South Korea Emerge as Potential Bargaining Chip)

 今回書いたような、今起きていることの全体を見ると、おそらく今年じゅうに朝鮮半島の対立が終わり、半島から米国勢が出て行き、在日米軍の縮小・撤退が取り沙汰されるところまで行く。マスコミや著名評論家たちは「米朝会談が必ず失敗し、トランプが再豹変して北を先制攻撃してくれるはず」といった「トランプ神風」への願掛けをお経のように唱えているが、彼らを信じるのはもうやめた方が良い。
ーーーーーーーー
以上で引用は終わる

はじめに複雑系と云ったのは、国際情勢も経済もそれに当たり、ノコギリの刃のように行きつ戻りつ時々刻々動いていく。従って大勢を読み取ることが重要で、日替わりの細かい変化に幻惑されてはいけないと云うことです。

賢明なるわがメンバーは上記の見解に賛意を示しながら、否定的な見解にも耳を傾けておりました。その後の国際情勢の激変が彼等の複眼的見方が正しいことを証明しております。

イラン核協定(JCPO)からの離脱、トランプは、イラン核協定からの離脱を目指すと同時に、駐イスラエル米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転する動きも進めている。加えて、シリアから米軍を撤退させる動きも続けている。

田中宇氏はこの件についても次のようにコメントしている。

米国がイラン核協定を抜けた場合の問題点は、イランが核兵器開発を再開することでもなければ、米国がイランに戦争を仕掛けることでもない。米国がイラン核協定を抜けた場合の問題点は、米国の覇権喪失と世界の多極化に拍車がかかることだ。イラン核協定の体制が米国抜きで維持され、欧州や露中が、米国を外した多極型の国際社会を運営する「新世界秩序」の傾向が強まる。

しかし、わが賢明なるメンバーは、これには全面的には賛同していない。むしろ戦争拡大につながるのではないかとの意見が大勢を占めた。

その後の状況を見ると、ガザ地区でのイスラエルの暴挙、60人に上る銃撃による死者。2千7百人超の負傷者、まるでハルマゲドンを地で行く大惨事。「虐殺だ」と糾弾するパレスチナ自治政府に対しネタにエフ首相は「行動を続ける」と主張した。

パレスチナ人はパイプラインを破壊し退路を断って挑んでいる。死を覚悟しての抵抗運動だ。藤原直哉氏はこの惨状を「太平記」になぞらえ60年にわたる史上最大の大混乱に匹敵すると云っている。2つの朝廷に勢力が入り乱れて闘う様は生き地獄だと表現している。

あらためて太平記を読んでみたいと考えている次第です。イスラエルは核爆弾を200発も持っていると云われる。イランが攻撃を加えれば核戦争となる可能性すらある。

トランプの行動は単なる気まぐれだとか、多極化主義として片付ける訳にはいかない。マッチポンプの気配も濃厚だ。

話を戻して北朝鮮問題について考えれば中東の戦乱は朝鮮半島の和平につながるとの見方も成り立つ。如何に大国のアメリカであっても両面作戦は出来ないだろうから。

いずれにしても、トランプが軍産複合体(戦争屋)から距離を置きつつあるという見方は少し早計ではないか?
ノコギリの刃がが右上がりか右下がりかは、もう少し様子を見ないと分からない。注目してみていくしか無い。

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