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2018/04/19

生産量より幸福量(GNPとGNH)、関係性重視とは?

Tweet ThisSend to Facebook | by hakkei
butan
GNH 国民総幸福量(Gross National Happiness)、とSWLS (Satisfaction with Life Scale)

GNHは 1972年に、ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した「国民全体の幸福度」を示す”尺度”です。国民総生産(Gross National Product GNP)で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考えから生まれたものです。

一方 、SWLSは 「自分が満足しているかどうか」といった簡単な質問群に対して単純に感じたまま答えたものをベースにしたもののようです。これが厳密に表しているかどうかはわかりませんが、日本とモンゴルに注目してみますと、モンゴルは57位 日本は88位 モンゴルのほうがかなり上位にあります。GNPでは、はるかに日本が上位にあると思いますが・・・・改めて ”国民ひとりひとりの幸福感は何?” ということを考えさせられます。

ブータンは、地理的には北に中国、南にインドと、アジアの大国に挟まれた、地政学的には非常に微妙な場所のある国です。国の大きさは九州と同じくらいで、人口はわずか73万人です。

幸福量追求の国と云えばいかにものんびりした国と思われるかもしれないが、じつは、ネパール人難民問題やチベット難民問題で隣国との軋轢に悩まされたり、アッサム独立派ゲリラとの戦闘で国民義勇兵を募って少数の軍隊で大勢と戦い辛くも勝利した苦い経験があるのです。この非常時に国王自らが戦場に立ち軍事作戦を率いたのです。

国王は勝利の祝賀をすることもなく、軍に対する演説ですが「ブータン軍の目的は戦争をすることではなく、平和を保つことである。軍にとって一番難しいことは戦争に勝つことではなくて、平和を保つことだ」。ブータン軍の兵士はいつも国王の言葉として、こう聞かされています。国民が国王を尊敬しているのはこういうところに起因しているのではないでしょうか。

先進国が進めてきたいわゆる経済成長型、国家開発型、の富国シナリオは格差を生み社会の歪を拡大しました。一人あたりのGDPつまり所得は上がっても、生活満足度はそれほど上がってはいません。

GNHは、チベット仏教の影響を大きく受けています。人と人とのつながり、相互依存関係の大切さ、自分だけの利益を追求するよりも、他者の利益にも目を向ける利他の精神が重要なのです。それから、GNHでは、人間と環境の相互依存関係も大切にする。つまり、環境や生態系を大事に考えているのです。

ブータンの研究者、上田晶子氏はこのことを「関係性」と表現しております。
GNHの9つの分野として
1.精神面の健康、2.良い統治、3.教育、4.健康、5.共同体の活性、6.時間の使い方とバランス、7.文化、8.生態系の多様性と回復力、9.生活水準
以上をあげており、

4つの柱として1つ目は社会経済的な発展、2つ目が伝統文化の保護と促進、3つ目が自然環境の保護、4つ目が「グッドガバナンス」と云って、政府に対する人々の信頼や、政府の機関が十分な行政サービスを住民にしていることが含まれます。

次の言葉は、ダショー・カルマ・ウラ氏が、2008年にブータン放送局のインタービューに答えたものです。
関係性:あるいは、状況を共有することから、幸福を追い求めていなくても、関係性が改善すれば、幸福というのは訪れるものなのです。関係性は幸福の根源をなすものです。

より良い関係性を持つには、良い動機と意図が特に重要であり、お金や物質的豊かさは必ずしも必要ではありません。その意味で、幸福とは関係を改善することから生まれる副産物だとも云えます。
そして、外的な条件が自分に幸福を与えるものだと考えるのは、誤りです。開発や発展とは、究極的にはより良い関係性を構築し、維持していくことができる能力のことだと理解することもできます。

以上の言葉はブータン政府が云っている幸福とはなにかということを、非常に明確に説明していますし、非常に重要なことが多く含まれていると思います。関係性は関係性を呼び人と人をつなげ、横につながっていきます。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、最後に日本社会の現状と比べて、その違いをよく検証する必要があるでしょう。何故クズのような高級官僚が量産されたのか、何故ハラスメントが絶えないのか、何故政治家や官僚が「今だけ金だけ自分だけ」なのか、こんな社会に誰がしたのか、などなど。

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